2014年6月2日月曜日

βグルカンとアレルギー対策

アレルギーが原因で活用できなかった人がいたβグルカン健康食品が、アレルギー対策に活用され始めた。その経緯と現状、さらなる注意点について纏めた。

アレルギーの原因として支持が固まりつつある「衛生仮説」。
つまりは、「衛生環境が良くなったがためにアレルギー体質が増加した」というのはなんとも皮肉な話ではあるが、データ的には非常に説得力のある学説のようだ。しかし、アレルギー対策のために、今更に不衛生な生活には戻れるはずも無いのが辛いところだ。

ひどい場合には、食品だけでなく健康食品やサプリメントの選択に際しても、アレルギーを考慮する必要があることから、製品・成分の選択が限定されることも多い。

βグルカン
の健康食品・サプリメントに関しては、アレルギーが原因で利用できなかった開発初期から、近年は逆にアレルギー対策への利用が急増している傾向がある。この真逆の歴史を紐解いてみよう。

現代では、誰もが安全にアレルギーを気にすることなく利用できるようになった高純度ベータグルカンは広く販売されているものの、過去には利用者が限定されてしまう製品レベルだった時代もあったのだ。
しかし、βグルカンを主成分とする健康食品・サプリメントに関するアレルギーに関わる問題として、高純度品に限っては2000年以降にはまず問題は無く、誰でも食することが可能になっている。

過去の経緯としては、70年以上前の1940年代のパン酵母抽出のベータグルカンの黎明期にさかのぼる。これらの初期のベータグルカン製品は、酵母の細胞壁からβグルカンを抽出精製する際にタンパク質の除去が不十分だった。そのため、除去されずに相当量残ったタンパク質が原因で、酵母アレルギーの体質の患者は摂取が困難だったのだ。酵母アレルギーの患者は、高純度・高効率のベータグルカンを使いたくても、食べることができない事例が少なからず発生したのだった。

その後 急速にパン酵母ベータグルカンの精製技術が進化したことで、酵母アレルギーの元凶だった酵母タンパク質も精製除去されるようになった。ついに、1980年代には、精製度が80%も超えた高純度品が開発され、同時に酵母アレルギーの懸念も無くなり、誰もが安全にβグルカンを利用できる時代となった。

この時期に、米国食品薬品局(通称:FDA)が、パン酵母から抽出・精製した高純度のベータグルカン健康食品・サプリメントを「通常の食品と同様に食することが可能」との認証したのはこの時期のことだ。

今では、精製の高い高純度ベータグルカンを利用する限りは、酵母アレルギーの危険性は無いと言われている。


一方、主原料以外が原因となるアレルギーの懸念には、今も注意は怠れない。

かさ増しのための増量剤や、不可思議なキノコ原料品を添加した場合には、それぞれの由来原料や成分への厳密な検証は、当然にされるべきだろう。

『オルタスβグルカン85』に関しては、主原料のパン酵母ベータグルカンに関しては、世界最高純度に精製されているために上記のとおりアレルギーの懸念は無い。

しかし、カプセルにのみ非常に小さな懸念は存在する。カプセルを製造際に、カプセルを型枠から剥がす"剥離剤"として極微少量の「大豆レシチン」が使用されているからだ。
内容物として注入しているわけではなく、製造時の潤滑油としているだけなので、法律的には表示義務は無いレベルの極少量。同じカプセルを使用していても、多くの企業、販売店では「大豆レシチン」の表示はされないことの方が多いようだ。


しかし、βグルカン本舗では、万全を期するためカプセルタイプの『オルタスβグルカン85カプセル』に関して、原材料に「大豆レシチン」を表記している。前述のように、厳密な成分検査をしてさえも大豆成分を検出することは不可能な程の極めて微少量だが、敏感な大豆アレルギーへの配慮なのだ。


もしも敏感な大豆アレルギー体質でも、高純度のベータグルカンを利用したいなら、粉末タイプの『オルタスβグルカン85粉末』が最適だろう。これなら「大豆レシチン」との接触も無く、大豆アレルギーへの懸念は完全にゼロだ。

βグルカン本舗』では、原材料名を完全に明記し100%の安全性を確保している。

安全性が確実な高純度のベータグルカンだから、安心して、花粉症対策へ利用したり、アトピー皮膚炎、白斑等への利用も広がりを見せているのだ。